テレレレー♪ オノコムハ世界へ飛躍スル<br>「APECアーキテクト」ノ称号ヲ手ニイレタ!

テレレレー♪ オノコムハ世界へ飛躍スル
「APECアーキテクト」ノ称号ヲ手ニイレタ!

VDC(Virtual Design & Construction)やデジタル技術をフル活用し、国境を超えて施工プロジェクトを展開する存在となったオノコム。1934年に豊橋の地に生まれた工務店は創業90年を迎える今、世界を股にかける存在へ成長を遂げたのである。

だが、オノコムの野望の炎はまったく収まる気配がない。燃え盛る炎は「OVER THE BORDER」の旗印を世界に掲げるまで消えることはない。国境を超えて仕事ができる環境と、最先端の技術を使いこなし、野望を胸に抱く仲間も集った、しかし、オノコムには足りないものがある。それが“称号”だった。

海外で質の高い仕事を受注するには、建築スキルやテクノロジーだけではなく、目の肥えたクライアントやパートナーを納得させる施工技術・実績、現地の建築基準や風土を把握する情報力やコネクションなどの要件を満たさなくてはならない。それを与えてくれるものの1つが、今回手に入れた「APECアーキテクト」の称号なのである。

2023年10月、海外事業室の那須貴寛がAPEC(アジア太平洋経済協力)エリア内で建築プロジェクトを推進する際に有効な「APECアーキテクト」に登録された。

「APECアーキテクト」は、APEC参加国間で活動する一定レベル以上のアーキテクトに対し与えられる称号で、2023年10月時点では日本に248名しかいない。この称号を得るには一級建築士として7年以上の実務経験を有していることや、複雑な建築物の設計を手がけた実績が求められ、厳格な審査をクリアしないと登録されない名誉ある称号といえる。

「5年前、フィリピンで活躍するに日本の建築家にお会いした際、APECアーキテクトの存在を知りました。当時は実務年数や実績が足りず登録できなかったのですが、以来、私の頭の片隅に常にAPECアーキテクトの存在がありました。この称号をいただけたことは、まるで夢のようです。もちろん称号だけで即海外の仕事ができるわけではありません。ですが、信頼を得やすく、情報をキャッチしやすくなることは間違いありません。今後はこの称号を最大限に生かし、海外のプロジェクトにどんどん取り組んでいきたいと思っています」と、那須は話す。

建築DXで国境を超えて注目を浴びたオノコムは、今、新たにAPECアーキテクトの称号を手に入れ、本格的な「OVER THE BORDER」の野望に向かって動き出した。

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