採用面接に臨んだ荒川雅彦(レオック デザイン室)は、「オノコムグループに入社して将来何をやりたいか?」と問われ、「将来は起業したいと思っています」と回答した。
普通の会社ならば、この時点で“不採用”の烙印を押されるかもしれない。一般に新卒社員が戦力になるまで3〜5年以上かかるため、早期に辞められては教育にかけた時間とコストが無駄になってしまう。やっと一人前になった頃に「起業するから辞めます」では、会社はたまったものではない。そのような理由で、起業志望の人材を採用する企業は少ない。
しかし、オノコムは起業の踏み台になるとわかっていながら、荒川を採用した。そこにオノコムらしさが透けて見える。
「オノコムに入れば、営業から施工管理、積算・見積り、事業開発まで、若いうちに一通り経験でき、起業に必要な知識とスキルを身につけられると思いました。僕は、学生時代からコンテンツづくりに興味があったので、入社後も建築だけではなくいろいろな経験をしたいと思っていました」と荒川は話す。
オノコムグループで家づくりを担当するレオックに入社した荒川は営業を経験した後、「次は監督をやらせてください」と自ら希望し、3年目に現場へ出て施工管理を経験、6年目の現在は設計部門でリフォーム案件を任されている。その上、新規プロジェクトとして立ち上がったオノコムグループがプロデュースする多目的空間「01スタジオ」の企画・設計・運営も任されている。
荒川のように起業志向の人材は、学習意欲が高く、目的から逆算して行動でき、成長が早いという特徴がある。オノコムは会社そのものが爆速で成長し続けているため、そのスピードに見合う成長速度が社員にも求められている。だから、荒川のような意欲的な人材を積極的に採用しているのだ。
人材は、起業に必要な知識と経験を身につけられるメリットがあり、オノコムには変化し続ける事業を成長しながら支えてくれる優秀な人材を確保できるというメリットがある。いわゆるWin-Winである。
それが「起業したい」という人材を積極採用するオノコムグループの太っ腹採用の真意なのだ。
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